三重県伊賀市の整形外科医院「谷本整形」(谷本広道院長)で、点滴を受けた複数の患者が体調不良を訴え、うち1人が死亡した問題で、点滴液の作り置きには複数の看護師が関与、余った分については翌日に使用していたことが県の調査でわかった。 5人の患者の血液から「グラム陰性桿菌(かんきん)類」の細菌が検出されたことも判明。県警は、点滴のパックに注射針で薬剤を入れる際に針についた細菌が混入、時間の経過とともに細菌が増殖した可能性もあるとみて、業務上過失致死傷容疑での立件を検討する。また谷本整形で点滴治療を受けた男女5人(60〜70歳代)が、体調不良で入院したことが新たに判明。患者は計19人になった。 県は11日、谷本整形を立ち入り調査した。発表によると、複数の看護師が作り置きにかかわったことを認める証言を得たとし、看護師らは「午前中に多い時には20〜30個の点滴液のパックを用意した。その日、余った分については翌日に使った」と話しているという。 また、患者が治療を受けている伊賀市内の2病院の院長らが11日午後、それぞれ記者会見し、計5人の血液からグラム陰性桿菌類の細菌を検出したことを明らかにした。
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